【体験談】重度の妊娠悪阻(にんしんおそ)で入院して感じた5つのこと

現在4歳の娘と2歳の娘&息子(年子&双子)を育てているえまむです。

今現在妊娠中でこの記事にたどり着いたプレママさんにぜひお伝えしたいです。

つわりって本当に、本当に辛いですよね。妊娠できて嬉しいはずなのに、、。よくわかります。もう共感しかない。辛くて辛くてたまりませんよね、、。

約4年前のことですが、長女を妊娠時、重度妊娠悪阻で入院した私が感じた5つのことをお伝えしたいと思います。現在つわりが辛くてたまらない方は、少しでも参考にしていただけたら幸いです。

目次

検索魔になってしまうけど、結局は個人差でしかない

私は長女の妊娠が発覚後間もなく吐きづわりが始まりました。

初めての妊娠は未知すぎて、こんなに辛くて何も食べられず胃液ばかり吐いているのに、赤ちゃんはなぜ育つのかも謎だし、本当に大丈夫なの?このつわりいつ終わるの?と、スマホでずっと検索しまくっていました。

でもネットには「いつかは必ず終わる」「産むまでの辛抱」「妊娠12~13週にはつわりは落ち着く」という言葉ばかり。

、、、確かに、確かにそうなんでしょうけど!今が辛いのよ!今何とかなってほしいんだけど!

って思っていました。でも、調べれば調べるほどこればかりは個人差なんだと気づきました。

赤ちゃんが生まれてきてくれた瞬間を楽しみに頑張って耐えて生きるしかなく、つわりがあるのは赤ちゃんが育っている証拠だということ。

どんなにしんどくても覚悟を決めるしかありません、、全ては愛する我が子のために。

可能な限りストレスを溜めず、周りに頼りまくる

当時の私はカフェで働いていましたが、コーヒーの匂いも無理になり、レジも立っていられず、接客の合間にしゃがんだり、休憩中も何も食べずにトイレに引きこもり吐いていました。

年末年始の忙しい時期で迷惑をかけたくなかったため、耐えながら何とか出勤し、店長が配慮して早退させてくれた日もありましたが、日に日にベッドから起き上がることすらもできなくなり、仕事も休みがちになり、罪悪感を抱きながら自宅のトイレでひたすら吐いていました。

後述していますが、仕事がストレスの一因でもあったので退職しました。

つわりの原因については私も当時調べましたが、やはりはっきりとはわかっていないようで、結局どれを信じたらいいんだー!ってなっていました。

結局は個人差なのでしょうが、一番納得したところで言えるのは、妊娠したことによるホルモンバランスの変化や、心理的ストレスが影響しているということでした。

妊娠すると、楽しみな反面不安なことも多いですよね。

私の性格なのですが、心配性で深く考え込んでしまうタイプなので、仕事に行けない申し訳なさや本当に赤ちゃんは育ってくれているのか、無事出産できるか、経済的に大丈夫か、きちんと育てられるか、など、、、今思えば色々心配しすぎたことによるストレスもつわりに影響していたのかなと感じます。

つわりの辛さが先行して難しいですし、できるものならとっくにやってるわ!と思われるかもしれませんが、できるだけ好きなことやリラックスできることをしたりして過ごすといいのかな、、と思います。

仕事もなかなか休めない方もいると思いますが、今、お腹の中であなたの赤ちゃんを育てているのはあなたしかいないのであって、何かあってからでは遅いですし、そんなに無理をしてまで、赤ちゃんよりも仕事が大事なのか、本当に行かなきゃいけないのかをよく考えて、、と当時の私にも言いたいです。

結果、無事に生まれてきてはくれましたが、とにかく何事も無理は絶対良くないと思いました。

そして特に大事だと思ったのが、自分ひとりだけでは出産も育児も乗り越えられないということです。

できるだけ周りに迷惑をかけたくないと思うかもしれませんが、出産も含め子育ては結局のところ周囲に迷惑をかけて頼ってなんぼだと私は思います。

もちろん、あれもこれもと頼りすぎるのは人として良くないと思いますが、感謝の気持ちを持って頼ることが大事です。

家事においてもいえることなのですが、旦那と分担して、それでも負担だなと感じる部分は、食洗機や乾燥機能付き洗濯機、ロボット掃除機など便利家電に頼るのもひとつの手です。

旦那は仕事が忙しいし、妊娠中であっても家にずっといるのだから家事を全てこなさなきゃと思いがちですが、はっきり言います。ゆっくりできるのは妊娠中の今だけです。

産むまでもめちゃくちゃ大変だったのに、産んでからはもっと大変です。全然ゆっくりできません。毎日寝不足で頭がおかしくなりそうでした、、笑 寝不足は人格を変えてしまうと思います、、。

なので妊娠中の今だけでも可能な限りゆっくりして、旦那や家族、家電に頼り、ストレスを溜めないように過ごすことをおすすめします。

産婦人科に行ったらつわりが辛いことをきちんと伝える

最初の方の妊婦健診は2週間に一度ですが、次の健診がとても長く感じませんか?

こんなに吐き続けて赤ちゃんはちゃんと育っているのかもちろん気になりますし、つわりが辛すぎることを早く先生に伝えたい、、と思いながら毎日過ごしていました。

妊婦健診時に産婦人科へ行くと、他の妊婦さんたちがみんな平然と椅子に座って静かに待っているのが私は毎回不思議でしょうがなかったです。

起きていられなかった私は長椅子に横になりたいとずっと思っていました。

辛すぎて記憶がないのですが、もはや横になって待っていたかもしれません。笑

すると廊下を通る看護師さんが見かねて大丈夫?と声をかけてくれ、涙目でつわりが辛い旨を話すと別室に通してもらい、そのまま入院することになりました。

産婦人科にもよって対応は異なるかと思いますが、つわりがひどい方は尿検査の結果と毎日水分がとれているかいないかで入院したほうが良いのか、または通院して点滴をするかを決めているという感じでした。

当時の私は水分すらまともにとれず、本当に起き上がれず車の運転もできなかったので入院することになりました。

つわりが辛すぎて水分すらもまともにとれない方は、無理せずにきちんとその旨も伝えたほうがいいと思います。

吐きづわりは栄養不足になってしまうので、入院はせずとも点滴をしてもらうだけでも、もしかしたら少し楽になるかもしれません。

それも個人差なので保証できないのですが、、ちなみに私は点滴をしても何も変わらずでした。

私は動けなさすぎて次回の妊婦健診日まで待ってから行きましたが、辛いからこそ妊婦健診日を待たずに産婦人科へ行った方が良いと今なら思います。

確か看護師さんにも食べられないなら点滴だけしに来てもいいんだよと言われました。

結局入院することになった私は、職場へその旨を電話で伝え、そのまま退職することにしました。

というのも、(人員不足だったのでかなり店長に引き止められましたが、、)カフェのお仕事自体は大好きでした。

しかし準社員でいきなり副店長のポジションに就いたため、良く思っていなかったらしいベテランのパートさんにわかりやすい嫌味をたくさん言われてしんどくなっていたので、妊娠したタイミングでどのみち退職しようと決めていました。

職場の人間関係、大事ですよね、、。でもこんなにつわりが酷いとは思ってもいなかったので、当時は何もかもが嫌になっていました、、、。

特に私は前述したとおり、ものすごい考え込んでしまう性格なので、悪阻で入院中~出産後までずっと職場のことを気にしてストレスを溜めたくなかったので、経済的には不安でしたが、赤ちゃんのことを一番に考え、退職したのは今でも良かったなと思っています。

当時はただでさえ吐いてばっかりで身体はしんどく、一気に体重が5㎏減ったのだから、赤ちゃんのためにせめて自分の心だけでも健康にならないと、、という思いでした。

妊娠悪阻で入院するなら、トイレ付の個室を選択する

私が通っていた産婦人科は食事がおいしいで有名でしたが、もちろん私はほとんど食べられなかったので、栄養士さんが何だと食べられそうか毎日聞きに来てくれ、リンゴやオレンジジュース、オロナミンCなど主に飲み物を持ってきてくれていました。

そして自分でもびっくりしたのが、塩が別添えされた粉ふきいもだけはおいしく食べられた記憶があります。個人差なのでおすすめはできませんが、試してみてください。

その産婦人科の食事は毎食お店の定食のようで本当においしそうでしたので、食事代は一律なのにすごくもったいないな、食べたかったな、、と思っていました。

重度妊娠悪阻と診断され入院に至ったのですが、入院中の治療について気になりますよね。

私は最初、入院したらつわりがおさまると勝手に思っていました。笑

入院中は脱水や栄養不足を補う点滴をして、1日のおしっこの量や回数、食事はどのぐらい食べられたか、吐いた回数などの経過を毎日先生に問診される日々でした。

私は24時間点滴(トイレに行くときも一緒)をしていましたが、それで吐き気がすぐ緩和されることは全くなく、治療というよりかは、ビタミンと水分を点滴で補給してもらい、週数が経ち、つわりが自然におさまるまでベッドの上で生きて耐える、、といった感じです。

もちろん個人差があると思うので、点滴したらつわりが良くなったという人もいるみたいですが、私は入院中もつわりのしんどさは変わらずでした。

さてやっと本題ですが、産婦人科に入院する際、入院費のほかに食事代はもちろん、個室を選択すると更にお金がかかりますよね。

いつ退院できるか不明だし、出産後もお金がかかるしなるべく節約したいと、当時の私は2人部屋を選択しました。

しかし妊娠悪阻で入院するなら、絶対トイレ付きの個室にすべきだったと後悔しまくりでした。

入院してから最初の3日ほどは誰もいなかったため、気を遣うこともなく、トイレは廊下を挟んで向かい側でしたが、吐いては休むことに集中できました。

しかし後から切迫早産の妊婦さんが隣のベッドに来てからは、この妊婦さん全然悪くないのに私は勝手に恨んでいました。笑

まずトイレは廊下を挟んで向かい側のため、他の部屋から来る妊婦さんともトイレがかぶることもあり、私今すぐ吐きたいんだけどな、、と思うこともありました。

しかし一番の問題は「匂い」でした。

隣の妊婦さんは悪阻ではなかったため、1日3食の食事の匂いが部屋内に充満して、さらに吐く回数も増えました。

また、当時の私はシャワーの湯気やシャンプーなどの匂いもダメで、週1しかシャワーに行けませんでした。

週1とかあり得ない!と思う方もいるかもしれませんが、それぐらい辛くて起き上がれなかったのです、、。

本当に必要最低限、生きるのでいっぱいいっぱいで入院前も入院中もトイレとベッドの往復しかしていませんでした。

そして隣の妊婦さんが、バラの香り(本格的な方のやつ)のシャンプーで洗った髪を毎日部屋内でドライヤーで乾かしているときの匂いがもうやばかったです。

もともとバラの香りが苦手だったのもあり、涙を流しながら耐えていました。

それを母親や夫に話して少しでもストレス発散したいのに、同じ部屋の隣のベッドにいるのでまず電話すらできず、、関係ない話だとしても聞かれるのが嫌で、もやもやしながら静かにラインを送っていました。

看護師さんに部屋を変えてもらうよう言うか悩みましたが、当時の私はメンタルが弱っていたのでなぜか言えず、今思えば入院しているのにストレス倍増でした。

もし私と同じような吐きつわり&匂いつわりのタイプの妊娠悪阻で入院することになった際は、絶対にトイレ付きの個室をおすすめします。 

おまけ

もっと言うと、妊娠関係なく入院保障付きの生命保険にはあらかじめ入っておくことをおすすめします。

普通分娩による入院は対象外ですが、妊娠悪阻や切迫早産、帝王切開による入院は給付金の支払対象だったりします。

保険会社や契約内容によって違うかもしれませんが、既に生命保険に加入している方は加入中の保険会社に確認してみてください。

自分を支えてくれるものを見つける

入院中はベッドとトイレの往復の日々でしたが、いくらしんどくてもずっと寝ているわけにもいかず、(というか吐き気がすごすぎてむしろ眠れない)起きている時間帯はひたすら暇すぎて検索魔になってしまいがちでした。

2と少し重複してしまいますが、どんなに辛くても、どんなに先のことを不安に思ってもキリがないので、そんな当時の自分を支えてくれる何かが必要です。

私はもともと動画配信のサブスクを観ることが好きなのですが、入院中そればかり観ていたらデータ制限がかかると思い、観るのを控えていました。

しかし、入院していた産婦人科では無料Wi-Fiがあったことを退院間際に知り、なんできちんと確認しなかったんだ!!と激しく後悔したのを覚えています。笑 

今となっては言えますが、入院中に動画を観まくるの、すごくおすすめです。

入院中はびっくりするほど時間の流れが遅く感じ、トイレで吐くことと食事以外は、あれ時が止まっているのかな?ぐらい暇で仕方がないです。

しんどくても動画に夢中になっている間は、時は過ぎ、いくらかは気が紛れ、気分転換にもなります。

無料Wi-Fiがない病院の場合は、ポケットWi-Fiをレンタルしてくれるサービスなどもあるので、ぜひ調べてみてください。

何も準備していなかった当時の私は、ゲームアプリをインストールして気を紛らわしていました。

特にハマったのは、鍵盤を弾いて音楽の演奏ができるピアノアプリでした。

この記事をご覧になっているプレママさんも、先の不安を抱える自分を支えてくれる何かを見つけておくと良いと思います。

まとめ

結局、産婦人科には約3週間ほど入院し、退院できた目安は明確には不明でしたが、以前より少しづつ食べられるものが増え、おしっこも出るようになり、吐く回数も以前より減れば、退院できるのかなと思います。

長くなりましたが、今、つわりで苦しんでいる方に一番伝えたいのは、「つわりがあるのは赤ちゃんが育っている証拠」です。

私はそれを信じてひたすら耐えて、赤ちゃんに会える瞬間を楽しみに、それを自分に言い聞かせて何とか乗り越えられました。

もちろんつわりがない方は無事に育っていない、ということではありません。あくまで体質でしょうし、つわりがない方はラッキーだ!と思いますし、つわりが酷かった私からするとただただうらやましいです!

改めてつわりが辛すぎるプレママさんへ、本当に、本っ当にしんどいと思いますが、決して無理をせず、家族や家電等にも頼りまくりましょう。

同じ経験をした者として、私も心から応援しています。

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この記事を書いた人

年子&双子の3児ママ。
夫激務につきほぼ毎日ワンオペ状態。子どもたちを生かすのでいっぱいいっぱいいっぱいな日々ですが、これまでの経験を生かして少しでも他のママさんのお役に立ちたい、、!という思いで記事を執筆中。

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